毎年話題が大きくなり、日本でも注目が集まるようになっているトニー賞。
2019年は「ハデスタウン」が最多ノミネートで話題になっています。
その数なんと、13部門で14ノミネート。
この数はモンスター級人気作「ハミルトン」と同じだそう。
すごい。
どんな点が評価されているのでしょう。
ノミネートされている部門を見てみると・・・
- ミュージカル作品賞
- 主演女優賞
- 助演男優賞(2人)
- 助演女優賞
- 作曲賞
- 演出賞
- 脚本賞
- 装置デザイン賞
- 衣装デザイン賞
- 照明デザイン賞
- 音響デザイン賞
- オリジナル楽曲賞
- 振り付け賞
- オーケストラ編曲賞
ううむ、とにかく素晴らしそう、ってことしかわからない(゚∀゚)
ハデスタウンは、シンガーソングライターのアネイス・ミッチェルさんが、神話を元にして制作したアルバムが元なんですね。
トニー賞の目玉か?神話世界の物語をオールド・ジャズ的楽曲に乗せて濃密に描く充実作『ヘイディズタウン』 https://t.co/phf9qDM1O8
— まおみ (@9_w7v) May 5, 2019
元になった神話というのは、 ギリシア神話の「オルフェウスの冥府下り」 と呼ばれるエピソード。
亡くなった妻を追って冥府(あの世ですね)へ行ったオルフェウスが、得意の楽器演奏でハデス(ヘイディズ)王に気に入られ、条件付きで妻を返してもらえる。
その条件とは、現世に到着するまで決して後ろを振り向かない、というものだったが・・・
ミュージカルの脚本も、曲を書いたアネイス・ミッチェルさんが書いているそうです。
お話自体も有名なエピソードだし、シンガーソングライターさんが脚本を手がけているということで、コアなミュージカルファンからは「話が軽い」なんて評価も出ているそうです。
でも脚本賞にも作品賞にもノミネートされてますから、酷い出来だということはないんでしょうね。
もうひとつ、主に話題になっているのが独特な世界観の演出。
ハデスタウンの演出家は、「ナターシャ、ピエール・アンド・ザ・グレートコメット・オブ・1812」も手がけたレイチェル・チャフキンさん。
グレート・コメットは日本版も2019年1月に上演され、たいへん話題になりましたね!斬新な舞台とクセになる楽曲の作品でした。
ヘイディズタウンも斬新、そしてクセになる楽曲と話題です。
実際にはトニー賞をいくつ獲得できるかわかりませんが、日本でもやってほしいですね~!