薬物中毒者と家族を描く「刻印」

韓国ミュージカルって、本当に多彩なテーマを扱うなぁと思います。

古典文学を独自の解釈と潤色でドラマティックな演目に仕上げたり、自国の歴史を壮大なスケールで描いたり。

かと思えば、とても小さく穏やかな、ひと組のカップルの恋物語とか。

「刻印」はまた、薬物中毒者とその家族、とりまく人々の姿を描くという作品で、本当に色んなテーマでミュージカルを作るものだと感心します。

しかも、どれもが素晴らしい出来だったりするんですよね。

実際にリハビリを受けている元中毒者に取材

「刻印」は、実際に麻薬撲滅運動本部で実施されているリハビリプログラムで、多くの中毒患者さんたちからお話を聞き、再構成された作品だそうです。

作品は中毒に陥る恐ろしさ、患者の家族の痛みや苦しみを通して、患者自身も、またその家族も被害者である点を描き出しているとか。

社会はこういった人たちへ、一層関心を持って見守るべきだという企画意図があるそうです。

そういった内容も、ストレートプレイでなくドラマチックな曲にのせたミュージカルに仕立てるのが韓国らしいですね。