パンデミックにより、世界中で舞台演劇やライブ、コンサートの中止が続いています。
日本でも3月から、予定されていたお芝居がどんどん中止になってますね。
私も観に行く予定だった作品のほとんどが中止になってしまい、がっかりしています。
厳密かつ、簡潔な方法で劇場を運営
「密室・密接・密閉」の三密の状態になりやすいということで、我が国をはじめ世界各国の多くで劇場が閉鎖されています。
しかし韓国では基本的に劇場は閉鎖されていません。
演者や劇場スタッフに感染者が出た場合、一時閉鎖されたりしているようですが、一定期間が開けるとまたすぐに再開されます。
もちろん、海外招聘公演などは渡航できませんから中止になっていますが、そこはオリジナル作品の多い韓国演劇界のこと。
多くの作品が上演され続けているようです。
そんな中でも、ひときわ目立っているのが「オペラ座の怪人」。
韓国キャスト版ではなく、イギリスのオリジナルキャストが演じるワールド・ツアーです。
韓国では劇場内の感染予防手順が徹底されており、観客もまた、予防策の重要性と有効性を理解しているようです。
これを見ると、行われている予防法は、韓国の劇場だけで可能なものではないんですよね。
日本でも、明日にでも出来そうなことばかりです。手指の消毒、マスクの装着、電子チケットの利用、客席は会場内で声を極力出さないこと。
ロックコンサートには厳しい条件ですけど、お芝居を観る場合は、難しくないですよね。
座席の配分など、これまで通りとはいかない点もあることは否めませんが、日本の観客もスタッフも、対応可能だと思います。
観劇は元々が静かに黙って、全員が同じ方向を向いてステージを見るスタイルなのですから、日本でも同じような対応で、観劇できる状況にならないものかと感じます。
もちろん、演者さん・スタッフさんの安全も考えなくてはなりませんし、舞台は稽古や仕込みに時間がかかるものですから、すぐには再開できないでしょうけれど。
役者さんをはじめ、音響や照明、大道具、メイクさん、はたまたケータリング業者さんなど、劇場が閉鎖されたことで仕事を無くし困っている方も世界中に多くいらっしゃるはず。
何かしら対策を立てて、一日も早く上演が始まるのを願っています。